顎関節症とは?

顎関節症とは?

はじめに

顎関節症とは、身近によく耳にする病名だと思います。それもそのはず、企業に行ったアンケートではなんと22.6%に顎関節症の疑いがあるという報告があります。最近は硬いものを食べなくなったということも関係しているのか、顎が強く育たないために顎関節症の患者様は増加傾向にあります。

原因

様々な原因が考えられています。主な原因としては、歯のかみ合わせの異常が挙げられます。
その他には、ストレスや緊張など心理的な内容も関係しているといわれています。物理的原因としては、歯ぎしりや、顎の外傷歴などが考えられます。
診察時には、上記のような内容に加えて小顎症の有無などを確認します。

症状

  • ・口を開けるときに「あごがカクカクする」
  • ・「口が開けづらい」、進行すると「口が開かない」
  • ・口を開けようとすると痛みを感じる
などが主な症状です。進行度合によって症状も重くなっていきます。

病態

大きく4つのステージに分類されます。

  • Ⅰ型) 咀嚼筋痛障害:筋肉の疲れ
  • Ⅱ型) 顎関節痛障害:顎関節のねんざ
  • Ⅲ型) 顎関節円板障害:顎関節にある軟骨が損傷
  • Ⅳ型) 変形性関節症:顎関節を構成する骨が変形

診断

  • ・問診:極めて重要です。どういうときに症状を感じるか。いつから症状が始まったかなどなど。
  • ・触診:口をあけてもらい、どれくらい開くのか、咬み合わせがずれていないかを確認。噛むのに関係する筋肉が張ってないかも確認します。念のためその他の疾患が隠れていないか確認(例:骨肉腫)します。
  • ・レントゲン:骨の状態や関節の位置を確認します。
  • ・MRI:主に顎関節にある軟骨の状態を確認します。
*その他には心理テストなどを施行する場合もあります。

治療

程度によって様々です。

  • ・生活指導:顎の筋肉の疲れを取るように食事の指導(柔らかいものをたべるなど)、睡眠姿勢の指導(仰向けで寝るなど)、頬杖をつかないようにするなどの指導を行います。
  • ・内服:筋肉の緊張を和らげるお薬や、痛み止めを使用します。
  • ・マウスピース:顎のずれや咬み合わせに異常がある場合に使用します。
  • ・手術:関節鏡を用いて、関節内を治療したり、顎骨を切ってかみ合わせを治したりします。

まとめ

いろいろな原因で顎関節症になることがわかってもらえたかと思います。ただ顎がカクカクするだけ。と放っておくと重症になってしまうこともあります。早く受診すべき理由として、症状を自覚してから治療を開始するまでの期間が短い方が改善しやすいと言われています。
上記の症状がある場合には一度耳鼻咽喉科で相談することをお勧めします。

この記事を作成した医師のご紹介

水島耳鼻咽喉科 
副院長 水島豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月より水島耳鼻咽喉科副院長に就任。

市川大野駅から徒歩2分。
詳しくはアクセスをご確認ください。

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