顔面骨骨折とは?

顔面骨骨折とは?

顔面骨骨折で一番に鼻の骨折を思い浮かべるのではないでしょうか。
顔面には様々な骨がつなぎ合わさっており、それらの骨それぞれで名称が異なります。

  • ・鼻骨骨折
  • ・眼窩壁骨折
  • ・頬骨骨折
  • ・顎骨骨折
  • ・前頭骨骨折

それぞれについて簡単に見ていきましょう

鼻骨骨折とは?

スポーツでぶつけて受診される患者様が多いです。
鼻骨骨折の場合には、基本的には治療しなくても機能的に問題になることはありません。そのため審美的な理由が多いです。また受傷直後は、内出血や炎症で腫れてしまっており、鼻の形が分からないことが多いです。そのため、1週間程度して腫れが引いてから状態を確認して、患者様と相談をして治療を行うか決定します。ただし、1ヶ月以上経過すると、骨が骨折した状態でくっついてしまい、修復手術を行うことが困難になるため注意が必要です。
治療としては、局所麻酔でも可能な場合があります。方法は極めて原始的であり、両鼻内に鉄の棒を入れて、元の位置に戻します。

眼窩壁骨折とは?

眼窩とは、眼球を支えている骨です。目をぶつけると、眼球が破裂しないように眼窩の骨が骨折して眼球への衝撃を緩衝してくれます。鼻骨骨折とは異なり、眼窩壁骨折では、眼球運動障害に伴う複視(骨折によって眼球の動きが制限され、上を向けなくなり、結果としてものが2重に見える)、眼球陥没などの症状が出現することがあります。また、眼窩の下には、顔の知覚を司る神経が走行しており、顔面の知覚障害を生じることもあります。
この場合には緊急の手術が必要になることがあります。

頬骨骨折とは?

頬骨骨折と頬骨弓骨折があります。頬骨が骨折することで、顔面の平坦化が生じることがあります。頬骨は眼窩の外側や顎と密接に関係しているため、眼窩壁骨折のように、ものが2重に見える複視、眼球陥没や顔面のしびれ、口が開けにくい開口障害が生じることがあります。頬骨弓のみの骨折の場合は顔面の平坦化が多く、まれに口の開けづらさが併発する場合があります。頬骨は同時に複数の骨折を伴うことが多いです。
手術に関しては、症状と審美的な理由で決定いたします。

顎骨骨折とは?

顎骨にも上顎骨と下顎骨があります。
上顎骨骨折は、相当に強い外力がかかることで生じます。主な症状としては、咬み合わせのずれや口の開けづらさがあります。
下顎骨骨折も、相当に強い外力がかかることで生じます。主な症状は上顎骨骨折と同様です。
手術が必要かどうかは、咬み合わせや開口障害の程度によって判断します。骨のずれが小さい場合には、手術は行わず、矯正器具のような固定具で固定して、自然に骨がくっつくのを待つ場合もあります。

前頭骨骨折とは?

おでこの骨を前頭骨といいます。顔面骨骨折では、それほど多くない骨折部位です。症状としては、おでこの凹みですが、重篤な場合には、脳を浮かべている液体である髄液が鼻から垂れてくる髄液漏という症状を生じることもあり、注意が必要です。

前頭骨骨折だと思ったら、お早めに水島耳鼻咽喉科へご相談ください

顔面といっても様々な骨が重なり合ってできているため、骨折部位によって大きく症状も治療も異なることが分かっていただけたかと思います。
まずは正確に骨折の有無や、骨折部位を把握することが重要です。

この記事を作成した医師のご紹介

水島耳鼻咽喉科 
副院長 水島豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月より水島耳鼻咽喉科副院長に就任。

市川大野駅から徒歩2分。
詳しくはアクセスをご確認ください。

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