良性発作性頭位めまい症とは?

良性発作性頭位めまい症とは?

良性発作性頭位めまい症の名前の由来

あまり聞き慣れない病気かもしれませんが、めまいの中では最も多く名前どおりの病気です。
“良性”とは、頭の病気ではないという意味です。
“発作性”とは、ある日あるときから急に発症するという意味です。
“頭位”とは、頭の位置を意味します。
つまり、ある日急に頭の位置を動かすと生じるようになっためまいです。

良性発作性頭位めまい症の原因について

耳の聞こえを司る蝸牛の近くに存在する半規管という構造物があります。半規管は液体で満たされたバランスのセンサーです。良性発作性頭位めまい症とは、この半規管の中にあるセンサーが本来存在するべき場所から剥がれ落ちてしまうことで発症します。センサーが液体の中をゆらゆらと動いてしまい必要以上に刺激を与えてしまいます。そのため頭を動かすだけでセンサーが過剰に反応して強い回転性めまいを生じます。

良性発作性頭位めまい症の症状とは?

典型的なエピソードとしては、ある朝ベッドから起き上がろうとしたらぐるぐると天井が回り出したというものです。
その後も頭を動かすとそのたびに強いめまいを感じることが多いです。吐き気を感じたり嘔吐してしまうこともあります。1回のめまいは数秒から数分で落ち着くことがほとんどです。
バックをするときや、車線変更で目視をするときに頭を動かすことでめまいを誘発する可能性もあるため、車の運転は注意が必要です。

良性発作性頭位めまい症の診察について

めまいの診察をしているときに、症状はどれくらい続きますか?とお伺いすると朝から数時間ずっと続いています。と言われる患者様がいますが、よくよく聞いてみると数十秒のめまいを繰り返しているという場合もあります。めまいの症状を医師へ伝える場合には、よく症状を伝えるようにしましょう。
診察には、患者様の協力も必要です。座った状態から横になったり、寝た状態から座ったりと頭を動かすことでめまいをわざとおこさせます。そのときの目の動き(医学的には眼振といいます)を確認して、原因となっている部位を同定していきます。

良性発作性頭位めまい症の治療方法について

吐き気が強い場合には吐き気止めを使用したり、めまいの症状が強い場合はめまい止めの薬を処方したりしますが、上述のようにこのめまいの根本治療は、あるべき位置にセンサーを戻してあげることです。そのため、薬による治療ではなく、物理的に動かすことが重要です。
原因となっている半規管の場所によってめまい体操の仕方が変わります。

この記事を作成した医師のご紹介

水島耳鼻咽喉科 
副院長 水島豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月より水島耳鼻咽喉科副院長に就任。

市川大野駅から徒歩2分。
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