耳鼻咽喉科で扱う感染症・炎症疾患とは?

耳鼻咽喉科で扱う感染症・炎症疾患とは?

口内炎とは?

一般的にいわれる口内炎のほとんどは、「アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)」です。反復する場合に多いのが、口唇ヘルペスです。アフタ性口内炎の原因はまだわかっていないことも多いのですが、主な要因としてはストレスや睡眠不足による免疫力の低下、ビタミン不足などが考えられています。通常は2週間程度で自然に治ってしまうことがほとんどです。まれにベーチェット病や初期の舌癌などの可能性もありますので、注意が必要です。

咽頭炎とは?

咽頭とは、大きく3つの部分に分けることができます。鼻の奥の突き当たりを上咽頭、口を開けたときの突き当たりを中咽頭、その下を下咽頭といいます。そのため一般的に内科で診察されるのは中咽頭のみです。急性咽頭炎の起炎菌(きえんきん)は溶連菌(ようれんきん)が最多であり、特に小児では成人よりも溶連菌感染による急性咽頭炎の割合が多いです。溶連菌は、リウマチ熱や糸球体腎炎と呼ばれる重篤な疾患を起こすことがあり、抗生物質を使用して早期に治療する必要があります。しかし、むやみやたらと抗生物質を使用することで抗生物質が効かない菌(耐性菌)を生み出してしまうため注意が必要です。

扁桃腺炎(急性と慢性)とは?

扁桃腺は、咽頭扁桃(アデノイド)・耳管扁桃・口蓋扁桃・舌扁桃に分類されます。一般的にいう扁桃腺とは、口蓋扁桃のことを指します。口蓋扁桃は中咽頭に存在します。扁桃炎には急性と慢性があります。急性扁桃炎は、上記の咽頭炎の一種と言い換えることができます。慢性扁桃炎とは、頻回に扁桃炎を繰り返す場合をいいます。年に4回以上ののどの炎症を繰り返す場合には手術を検討することが多いです。手術の場合には、一般的に1週間〜10日程度の入院が必要になります。

扁桃周囲膿瘍とは?

扁桃周囲膿瘍は、扁桃炎などが悪化して周囲に膿(うみ)の水たまりを作ってしまう病気です。この状態になると、内服薬だけでは完治しないことも多く、放っておくと膿がくびに回ってしまう頚部膿瘍という重篤な病気になってしまうこともあります。一番の治療はこの膿の水たまりを切開して、膿を排出してあげることです。この処置は、外来で施行できることがほとんどです。

急性喉頭蓋炎とは?

喉頭蓋(こうとうがい)とは、咽頭の下に存在します。そのため、口を開けただけでは確認することができません。喉頭蓋の役割は、主に食事を飲み込むときに食べ物が気管に入らないようにフタをすることです。そのため、この喉頭蓋が腫れてしまうと呼吸困難、最悪の場合は窒息死してしまうこともあります。その他の症状としては、発熱・咽頭痛・嚥下困難などがあります。

この記事を作成した医師のご紹介

水島耳鼻咽喉科 
副院長 水島豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月より水島耳鼻咽喉科副院長に就任。

市川大野駅から徒歩2分。
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外来
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