補聴器が合わない?

HEARING AID

補聴器が合わない人がいる理由は?

補聴器を装用したことがある人は意外と多い?

耳鼻咽喉科の外来には難聴でお困りの患者様が数多くいらっしゃいます。お話をお伺いすると
「補聴器つけたけど、うるさくて辞めちゃったのよ」
「補聴器をつけてもつけなくてもあんまり変わらないからつけてないんだよ」
「自分は補聴器が合わないみたい」
このように補聴器は一度使われてみたことがある患者様が沢山いらっしゃいます。
しかしなぜ補聴器を継続して使用することが難しいのでしょうか。

難聴の種類

難聴には大きく2種類あります。
突発性難聴のように急に聞こえが悪くなる難聴と、加齢性難聴のように徐々に難聴が進行する疾患があります。詳しくは"突発性難聴"の項をご参照ください。

突発性難聴のような急速に発症した難聴に対していきなり補聴器を使用することはありません。まずは点滴や内服薬などの急性期の治療を行います。一定の治療を行っても聴力が改善しない、もしくは聴力が固定してから補聴器を検討します。それまでの期間は早くても半年程度は必要です。
加齢性難聴の場合には、いつの間にか徐々に耳の聞こえが悪くなってきます。
どのタイミングで補聴器を使用するかは、“補聴器の選び方は?”をご参照ください。

脳のしくみ

音は外耳→鼓膜→中耳→内耳(蝸牛)→蝸牛神経→脳という過程を経て脳に届けられ、それを音として認識します。日常で生活をしていると様々な音が耳から入ってきます。例えば喫茶店で友達とお話をしていたとしたときに、まわりにも沢山の人がいますが、他人の会話は耳を傾けなければ聞こえてこないはずです。これは、脳が必要な音と不必要な音を選別しているわけです。そのため友達の会話だけを聞き取ることができるわけです。このように脳は無意識下でフル回転しながら必要な音と不必要な音を選別しているわけです。しかし、難聴が徐々に進行すると、脳に入る音が減っていくので、脳も休止状態になっていきます。つまり難聴
が長い期間続いているほど脳は音のない環境に慣れてしまうわけです。

補聴器をしたらどうなる?

では音のない世界になれてしまった脳が補聴器をつけて音が脳にひっきりなしに届くようになったらどうなるでしょうか?とても騒がしい世界に感じることでしょう。
何度も伝えていますが、補聴器は眼鏡と違って装着した瞬間から快適に使えることは絶対にありません。
音のない世界になれてしまった脳を徐々に元の状態に戻すためのリハビリが必要なのです。
詳しくは、“どうやって補聴器を自分のものにするか?”をご参照ください。

なんで補聴器をつけてもつけなくても変わらない人がいるの?

補聴器を使いこなすには一定期間トレーニングが必要ということは理解できたと思います。ではなぜ“補聴器をつけてもつけなくても変わらない”と仰る人がいるのでしょうか。よくある実例を見てみましょう。
患者様「最近耳の聞こえが悪くて補聴器を買いたいです。」
電気屋さん「ご購入ありがとうございます。聴力に合わせて調整いたします。(補聴器を選んでもらい、設定をする。)」
患者様「ありがとうございます。」
数日後
患者様「この補聴器少しうるさくて使いづらいんです」
すると電気屋さんは
患者様のクレームが出ないように音を拡張する機能を下げます。
これを繰り返すと、音がそれほど拡張されないのでそれほどストレスは感じなくなります。その代わり聞こえも改善しないので、つけてもつけなくてもいい補聴器になってしまうのです。

まとめ

このように補聴器は、耳鼻咽喉科専門医であり、補聴器を専門で扱うことができる補聴器相談医、補聴器を適切に選ぶことができる認定補聴器技能者、適切に聞こえの状態を検査できる耳鼻咽喉科の検査技師が必須と言えます。
水島耳鼻咽喉科では、月に1回クリニックに認定補聴器技能者を招いて、補聴器相談医の副院長と検査技師が三位一体となって患者様の補聴器のサポートをしています。
補聴器を諦めてしまった人も是非一度水島耳鼻咽喉科にご相談ください。

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